サービス提供責任者のやりがい

サービス提供責任者は介護に関わる人々をつなぐ橋渡し役を担う重要なポジションです。大変なことも多いですが、その分大きなやりがいがあります。利用者やその家族からクレームを受けることもあり、辛い思いをするかもしれませんが、相手が感じている不満や不安を直接聞けるのはある意味メリットです。直接聞いた内容を訪問介護計画書を作成する際に活かすことで、双方納得のいく介護サービスを提供できます。様々な事情から、要望を汲み取ってもらえず苦しんでいる利用者も少なくありません。サービス提供責任者として適切な介護サービスを提供し、利用者から感謝された時の喜びは非常に大きなものです。

訪問介護職員の手が回らない時には、サービス提供責任者がその業務を兼務します。容態が急変した利用者の対応をすることもあるでしょう。イレギュラーに対応するのは大変ですが、その分柔軟性や応用力が身につきます。

サービス提供責任者は職員の指導やマネジメントを行います。大変なポジションではありますが、適切なマネジメントをすれば周囲から頼られる存在になれます。訪問介護職員に情報を伝達し、適切なケアを提供できる喜びと、チーム全体で目標をクリアしていく達成感はサービス提供責任者だからこそ得られるものです。訪問介護事業所にとってなくてはならない存在であり、周囲から必要とされるサービス提供責任者は大きなやりがいを感じられます。
また、訪問介護事業所では毎日のように利用者へ介護サービスを提供しています。介護分野の中でも訪問介護は利用者にとって最も身近な存在であり、日常生活に密接しています。利用者が在宅で生活を続けられるのは、訪問介護サービスのおかげといっても過言ではありません。そのため、利用者や介護に関わる人から感謝される機会が多く、自分の仕事が誰かの役に立っているという実感を得ることができます。その中心として重要な役割を担うサービス提供責任者には、より大きな喜びがあります。

訪問介護計画書の作成や職員のマネジメント、現場での介護業務、重要な事務作業など、サービス提供責任者の仕事は多岐に渡ります。こういった業務を行うことで、自ずとステップアップしていけます。当然、待遇もよくなりやりがいにつながります。より精力的に取り組み、さらなる高みを目指す活力にもなるでしょう。大変な中でも様々な経験を積み、視野が広がり、周囲から高い評価を得られるサービス提供責任者はやりがいに満ちています。